歌詞

この手は氷みたいに

溶けて消えてしまうはずだから

視界はとうにボヤけて

何も思い出せなくなる

まだね ここにいたい

これまでのことと、

これからのことがねえ、

私を隔てて 遠く離れていく

あなたにひとつだけ残せるなら 何がある？

思い出と希望、何を捨てる？

いつの日も私の手を引っ張って

そうして燈った欠片だけは

もう 消さない

でももうこの手は残らない

泣いてたあなたのその手を掴んだ

脈を打つもう先のないこの手で

わがままを言うなら

ひとつだけ言うなら

ありふれた日々を

あなたと歩きたかったかな

相対の情景が今重なり合っていく

私はまだここにいるよ

「じゃあね」

今も、散々な日々も

ねえ？、あなたがいたから

投げ出さずにいたの

あなたに一つでも

私が残るなら

それだけで

もう霧が晴れる

ああ 何かが私の手を引っ張って

そうして落ちた一欠片が

あなたの 心へ残るのなら