歌詞

見返り坂のカタツムリ

雨の降る夜に進みゆく

坂の上には何がある

渦にグルグル 咎秘めて

濡れた歩道は怪しげに誘う地獄の道しるべ

そろりそろりとカタツムリ

進んでみてはひと休み

静かなミミズにアメフラシ

心知る者 今何処？

見返り坂はまだ長い そろりそろりと進みゆく

ツノを四方にカタツムリ

己の殻に問いかける

「男と女どちらにもなれない私の罪たるや？」

雨は降り止み 月明かり蒼く身体を照らしてる

見返り坂のカタツムリ

辿り着いたは雨上がり

坂の上には何を見た

渦の中には何もなく

すべては虚構と悟る時 消えた因果の水溜まり