歌詞

眩暈がしそうな

揺らめきを掻き分けて

ソーダ水の弾ける音が

少しだけ紛らわせた

「夏はあまり好きじゃない」

ぼやいた僕を連れ出して

楽しそうな君が嬉しい

魔法がかかったみたいに

進む速度は

暈されていて

気付けばこんな時間だね

そう寂しそうな顔をした

夕暮れが滲んだ道の先

二人の目で確かめに行こう

例え寂しさが君を

覆い尽くしたとしても

季節と僕で

蹴散らしてみせるから 

魔法がかかったみたいに

進む速度が

誤魔化されていて

今日過ごした君との時間を

思い返そうとしたら

まだこんな時間だと

そう嬉しそうな顔をした

夕暮れを追い越した道の先

二人しか知らない景色を創ろう

寂しさがまた溢れ出しても

夏の夜と僕が蹴散らしてみせるから

「夏はあまり好きじゃない」

ぼやいた僕を連れ出して

楽しそうな君が嬉しいんだ

暑さで溶け出した言葉を

君の指先で繋ぎ合わせて

秘密の場所へ隠そう