この祈りが罪なら

「この祈りが罪なら」 は、ピエロの仮面をかぶった作曲家 JYMのフリーBGM が、いつになく真面目に心の深部を描き出すバラード。

救いを求めて祈るほどに、神の存在が遠ざかっていく。
何度願っても、現状は変わらず、世界は沈黙したまま――。
この曲は、希望を信じたい心と、信じられない現実の狭間でもがき続ける“祈りの矛盾”を静かに見つめます。

やわらかな旋律の中に滲む痛み、言葉にならない怒り、そして諦めきれない微かな光。
祈りが救いではなく“罪”だとしたら、それでも人は祈ってしまうのか。
その問いが、聴く者の胸にじわりと残り続ける一曲です。

ピエロの仮面の奥に隠された本音が、飾らずに響く――
「この祈りが罪なら」 は、静かな叫びとして心に降り積もります。