Lyric

「もう　行く先が見えない」？

弱気はもうおしまい

Ah　新しい明日はやがて

昨日の夕陽が照らすよ

それは白い砂の時計が

じわりじわり染みて染まるように

やるせない思いまで　優しさに塗りつぶされてく

夢に見たあの景色も　知らず溶けて消えてゆく

今という刹那さえ　繰り返されるのなら

果てに怯える理由など　何もない　何もない

「そう　路の灯が消えない」

答えはそう最後に

Ah　儚い未来は全て

過去へと流れゆく宿命

やがて夢に浮かぶ僕らは

ゆらりゆらり波に溶けて沈む

なくせない命さえ　無造作に踏みつぶされてく

憧れた青い空も　やがて赤く沈みゆく

今日という切なさが　忘れ去られるのなら

過去を悲しむことなど　意味がない　意味がないのだろう

あの日見えた何かが

一人きりの世界壊してゆく

果たせない願いなら　どれくらい救われただろう？

有り得たはずの未来は　朽ちて産まれ繰り返し

探し当てた軌跡は　消えそうに光る星

手繰り寄せたその意味は　ひとつだけ　ひとつだけ

辿り着いた奇跡は　朽ち果てることもなく

永遠に続く楽園は　夢の中　夢の中