(hook)
いつしか 夢は 語らなくなった 言葉にできない醜さと 美しさ入り組んだ心にあるそれは reality or fiction だが確かにそこには 足利の社が建っていた
いつしか 夢は 語らなくなった 言葉にできない醜さと 美しさ入り組んだ都にあるそれは reality or fiction だが確かにそこには 足利の社が燃えていた
(verse1)
飽きることなく 目指す高みは 京都にきても今日も明日も何も変わらない
理想に酔って 現実に冷まされる毎日に俺は嫌気を刺すこともなく
一生畜生のまま終わる奴らを差し置いて 果てしなく 片付けていくのは 己のミッション 実証していく あるがままを 思うがままに しかしそこには札束はない
あいつらは毎晩 酒に酔って 怠惰に 夢をさんざん語りながら コンクリートに飯をぶちまける 口だけの「成せばなる」ほど くだらないものはないぜ
そんな奴らを横目に見ながら、俺は確かな なにかを 作り上げる その姿はまるで足利義満が金閣寺を作り上げるが如く
(hook)
(verse2)
宗教じみた教えに従い導き出した答えには 現実を理解するためのピントずれたヒントしかない 「金が全てだ」という資本主義を前にして 俺はいっつもレクサスにケツを出す
夢をふかす暇はあるが、タバコを買う金がない そんな状況の中に生きる俺であっても 愛してくれた少女もいたもんだが 今ではタバコの煙のように俺の前から消えちまった
曖昧な世の中であっても俺は 確かに変わることのない自分を作り上げた
でも 移り変わりゆく時代に生きていると ふと 変われない自分を燃やしたくもなるわな
京都にいた俺の前にはいつでも 足利義満の金閣寺が変わらずに建っていた
そんな自分を金閣寺と重ねたとき あの美しい金閣寺が俺の中で燃えた気がした
(hook)
- 作詞
Vasbandhu
- 作曲
Vasbandhu
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Vasbandhu
アーティスト情報
Vasbandhu
教員とラッパーという二つの顔をもつ異色のアーティストVasbandhu。彼はその名の通り、自身の認識次第で周囲の世界を構築していく奇妙な雰囲気を放つ。 そのラップスタイルは、自身の生活に基づく巧みなワードチョイスとブルースを思わせる荒削りなフロウで聞く人間の心に問いかけるものである。 時に優しく、時に酷く、時に柔らかく、彼のラップは、あるいは彼の掲げる教育者としての信念に通ずるものがあるのかもしれない。
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