画面が曇る 晴れの日を祈る
面影だけ残る 言葉を話す
瞼が腫れる 砂漠を満たす
住処を探す 身体は浮かぶ
どこかひそけく街は
かそけき日々を枯らす
潰れた店 居留守の癖
鯨の群れ 昔の夢 砂場に座って
砕けて消える旗
転んだ階段 曲がった道路で
終わる生活 閉まるコンビニ
潰したつま先 腐る塊
捨てる食べ物 終わらない建設
錆びれた外環 流行りの速さ
走った歩道 高い鉄棒
のけぞる動物 伸びる計画
自動で振り込み 満ち足りた生活
寂れたコンビニ 腫れる赤さ
曲がる動物 尖る生活
走る外環で祝う痕跡
潰す塊 満ち足りた振り込み
くだらぬ会話 終わらぬ言葉
立ち入るロゴス 腐る慣習
刺さった言説 転んだ計画
自動で食べ物 終わらない生活
さかだつ あしゆび
にげみち くらがり
こわがる やまなみ
さかみち あとずさる
はれ やま ゆき みち
しらさぎ 爆ぜる
ふりだす あまつぶ
かけあし だけ ラテ
潰れた店 居留守の癖
鯨の群れ 昔の夢
砂場に座って
足取りだけ おどけたふり
鯖缶買う 片足だけ
身体を炙って
背骨のふち 埋めた骨
昼間の街 優しさだけ
人だかり縫って
固まらない 満ち足らない
立ち寄らない 壊されない
崩されないから
潰れた店 居留守の癖
鯨の群れ 昔の夢
後ろに回って
背骨の群れ 昔の夢
どこかにいて 触れられない
形はある
- 作詞
増田 義基
- 作曲
増田 義基
増田 義基 の“ターン”を
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- 1
国歌斉唱 (feat. samayuzame)
増田 義基
- 2
息切れ
増田 義基
- 3
ランプ
増田 義基
- 4
どこまでも色鮮やかで清潔な沼地 -朝- (feat. samayuzame)
増田 義基
- 5
どこまでも色鮮やかで清潔な沼地 -夜- (feat. samayuzame)
増田 義基
- 6
どこまでも色鮮やかで清潔な沼地 -地下- (feat. samayuzame)
増田 義基
- 7
Few air
増田 義基
- 8
困らない
増田 義基
- 9
海岸線
増田 義基
- ⚫︎
ターン
増田 義基
- 11
Stun
増田 義基
- 12
ビオトープ探して
増田 義基
アーティスト情報
増田 義基
作曲家・サウンドデザイナー。1996年栃木県生。東京藝術大学音楽環境創造科卒。同大学院中退。 どうすれば人間が健やかで安息があり充実した生活ができるのか、音や音楽を起点に考えている。 具体的には、録音や作曲、音響合成、空間音響等の音にまつわる技術を使って、演劇・美術・映像・空間展示等の領域で音に関する作業を行っている。 コミュニケーションと演奏の関係性を表現に内包する合奏集団「かさねぎリストバンド」を2018年より主宰。 2022年、故郷の北関東と東京に生息する自分との関係性をテーマにしたアルバム「ビオトープ探して」をリリース。