雪解けのステーションのジャケット写真

歌詞

雪解けのステーション

Akemi

改札を抜ける人の波

誰もが厚いオーバーの襟を立てる

自販機の紙コップ 指先を温めて

私は 上りの電車(レール)を待っている

ふいに見かけた 見覚えのあるコート

人混みの向こう あなたの横顔

懐かしい その少し猫背な背中に

冬の日差しが 弱く跳ねている

呼びかける言葉を 飲み込んだのは

冷たい空気の せいだけじゃない

もう私たちは 違う季節を

歩き始めていると 知っているから

雪解けのステーション

思い出は 静かに溶けてゆく

あなたの知らない 新しい手帳に

明日の予定を 書き込むわ

他人のふりをして それぞれの

行き先へと 走り出す

冬の風 マフラーを揺らして

あなたは誰かを 待っているのかしら

それとも 仕事へと戻る途中?

左手の時計(デジタル) 気にする仕草も

あの日と同じで 少し胸が痛い

窓ガラスに映る 今の私は

あの頃よりずっと 自由に見える

ルージュの色さえ 着こなせるような

大人になったと 伝えたいけれど

発車ベルが鳴る 都会の夕暮れ

ドアが閉まれば 独りに戻るの

だけど あの日々があったから

今の私に 出会えたのね

雪解けのステーション

涙さえ 光に変わる場所

真っ白な景色に 足跡を刻んで

私は私の 道を行く

遠ざかる背中を 見送ったら

新しいカレンダーが

今 鮮やかに動き出す

Snowmelt Station

1月の空へ

それぞれの場所へ

  • 作詞者

    Akemi

  • 作曲者

    Akemi

  • プロデューサー

    nanayon music

  • ミキシングエンジニア

    nanayon music

  • ボーカル

    Akemi

雪解けのステーションのジャケット写真

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    雪解けのステーション

    Akemi

「雪解けのステーション」は、冬の終わりの駅を舞台に、過去との静かな決別と再出発を描いたミディアム・テンポのシティポップ・バラード。
改札を抜ける人波、紙コップの自販機、発車ベルが鳴る夕暮れ――日常の一瞬に交差する“見覚えのある背中”との再会が、止まっていた記憶をそっと呼び起こしていく。

架空のAIシンガー Akemi が歌うのは、もう声をかけることはできないと分かっていながらも、確かにそこに残っている感情と向き合う大人の女性の心情。
70年代後半のニューミュージックが持っていた、都会の生活者を主人公にした物語性と、季節の移ろいを感情に重ねる叙情表現を下敷きに、現代的な感性で再構築した一曲となっている。
Produced by nanayon music.

アーティスト情報

nanayon music

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