

ある晴れた日、キミは、サイズの合わないダボダボのズボンを履いて学校に登校してきた
その姿は誰が見てもダサダサだった
「オッハー!!」
と爽やかにに挨拶したキミ
そんなキミから、当然私は離れたポジションについた
キミは「おおきなのっぽの古ズボン」と鼻歌まじりに言った
私は呆れて息をのんだ、もしかして
「おじいさんの古時計」
とかけている?
キミは「つまりおじいさんの古ズボン」だよ、と言った
あたりの空気が凍りついた
何が面白いのか、誰一人として理解できなかった
「だから気にしないで」
気にするから私は今、キミから離れたポジションについている
キミは言った「あのさ、笑ったよ!」
私は言った
「出来れば主語から始めてほしい」
キミは私に小さな箱を見せた
それは絶滅危惧種のマッチ箱だった
「ポケットに入っててさ」
私は何かに気付いた
その瞬間にたちまち、昭和の専業主婦のメンタルにリンクした
「私は家事育児毎日頑張ってんのに、夫はこんなていたらく!」そんなセリフまで出てきた
その箱にはこう書いてあった「ピンクサロン」
「今でいうコンカフェとかガールズバーと置き換えられるかな」
キミはそう 知識人であるかのような口ぶりで言った
私はまた混乱した
キミが私にこのピンクサロンを提示した意図が分からなかった
私はキミのお爺さんの事が好きだった
それはキミのお爺さんが、編み物が上手だったからだ
私はキミのお爺さんにレクチャーを受けて、若干小学5年生の時に虹色の素敵なマフラーを完成させた
キミはそのマフラーを見て言った「まじ、やっべー」それだけだった
マフラーの具体的な印象のコメントは一切なかった
当然、自分用の私用のマフラーだった
少なくとも「まじ、やっべー」しか言えない人間に何かを作ろうと思うような人間はこの地球上には存在しない
話をもとに戻そう
はて そんな私が慕っていたキミのお爺さんが「ピンクサロン」いわゆる「ピンサロ」に通っていた情報など、私には全く必要のないものだった!
キミのお爺さんの素敵な紳士だったその私のイメージを壊したいのか
「エロじじい」だったとでも言いたいのか!
私はとても不快な気持ちになった
いや待て、これはマフラーの件の恨みか…実はキミが小学5年生の時に期待しているのを知っていた
しかし、「まじ、やっべー」が原因で私の気持がありえなくなったのだった
果たしてキミは私に逆恨みしてイジワルしているのか?
もしや その為に私の目の前に現れたのか?
キミはそんなセコイ人間だったのか? ただの「アホ」だけでなく。
すっかり疑いの気持ちが湧いて来た
韓流ドラマの見過ぎの可能性もあるとは思うけどさ
振り返るとそこには、キミの好奇心に満ちた笑顔があった
私は「今は、何も聞かないでおこう」
そう堅く心に決めた
「ようすを見よう まずは ゆうちゃんの観察だ」
- Lyricist
AI_mode
- Composer
AI_mode
- Producer
AI_mode
- Programming
AI_mode

Listen to The Pointy Cat (4) ~Baggy Pants and a Rainbow Scarf~ by AI_mode
Streaming / Download
- ⚫︎
The Pointy Cat (4) ~Baggy Pants and a Rainbow Scarf~
AI_mode
とんがった猫(4)
〜ダボダボのズボンと虹色のマフラー〜
https://www.youtube.com/@AI_mode-x7x
Artist Profile
AI_mode
A video artist (currently mainly working on AI-generated videos), he started working on music production using AI because it became possible.
AI_modeの他のリリース
AI_mode



