自分の影を見たくないのは
そこに自分がいるから
綺麗な空も見たくないのは
どこか比べているから
夢を語った作文に
無慈悲にも点数がついた
琥珀紛いの朝焼けに
泣いた分だけ脆さになる
苦悩は無くていい 挫折も無くていい
僕らを蝕む物に価値があってたまるか
あなたに容易いことが
僕には難しいんだ
だからそれは、あなたがすればいいだろ
常に力んで生きてる
影が強くなっていく
雲行き怪しい晴れそうだ
月曜は電車がよく止まるのは…
いや、やっぱやめておこう
人より優れてる事しか
安心出来ないような人に
成るのを恐れていたから
誇れる短所探してきた
個性を信じたい 足りないままがいい
人としての至らなさに価値を与えてくれよ
僕には容易いことが
あなたに難しいなら
その全てを僕にやらせてくれよ
常に力んで生きてる
もっと強くなっていく
雲行き怪しい晴れそうだ
青春の全ては大人が作った
だから人の夢も贋作だ
夢持つこと恐れてきた、
どうせ未来の僕が馬鹿にするから
あなたに容易い事で
僕ら胸を割いている
傷の対価は夢以外で返せよ
今日も力んで生きてる
僕の影も明瞭に
雲行き怪しい…
風が奪う
雲を奪う
青が覗く
雲行き怪しい晴れそうだ。
- 作詞
日傘
- 作曲
日傘
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雲行き怪しい晴れそうだ。
日傘
「明るすぎる言葉に日傘を」をコンセプトに楽曲制作をしています。日傘です。
今回は「夢」をテーマに、「夢を持つ」という事を「晴れる」という事象にかけて楽曲を制作致しました。
夢を持つというのは勿論悪いことではありません。むしろ生きる上での指標になるなら、とても好ましい事なのかもしれません。
しかし、私は夢を持つことはそんなに嬉しいことなのか？と疑問に思うのです。
なぜなら怖いと感じてしまうからです。夢が、叶えなければならない呪いのように感じる恐怖です。そしてそれを、持たなければならないような気がする恐怖です。
そんな恐怖を元に制作致しました。
この楽曲の中に、あなたに寄り添える一言があることを祈っています。
アーティスト情報
日傘
日傘(ヒガサ、2006年3月24日)男性シンガーソングライター。 「明るすぎる言葉に日傘を」をコンセプトに、日常生活で感じる些細な傷や違和感に異議を唱える独自の詩世界を展開する。
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