Lyric

静かに頬を伝う雫と

響く無垢な声

澄んだ瞳に映るものはまだ少なくて

だからこそよく聞こえる

もう一つの息吹

いつかの一人の日々と

変わらない虚栄の影に

去っていったやつらの分まで背負って

沈むつもりか

足掻く俺たちを嗤う

部外者の目に

構うつもりはない

冷たい棘も

落ちれば糧となる

悴む手が抱くのは　決意と願い

強く地を掴み鮮やかに

咲く花が

道を照らすまで

この手で導くと

俺が諦めて失うものは

俺のものじゃない

「逝き損なっている」「踏み止まっている」

どちらでも構わない　歩むほかないのだと

あなただってまだ

捨てることを躊躇っている

今も響く落陽の風

凪ぐ風　その先で

いつか咲き誇る

その景色を信じて

悴む手が抱くのは　決意と願い

歩む意味を教えてくれた

淡く彩る

花が佇む限り

もう一人じゃないから

守らなきゃいけないのは自分だけじゃないから

辛くたって歯食いしばってやってんだろ

尽くす意味を見出せるなら　それがすべての理由になる

まだ手遅れじゃない　お前はどうなのか聞かせてみろよ