歌詞

桜吹雪舞う中で

あの日の君と出会う

宵闇に染まった桜並木歩いている

今では見慣れた景色をただ進んでゆく

初めて君と見た

季節終わりの桜道

見惚れる横顔に

溢れる気持ちを

伝えられなくて

桜吹雪舞う中で

あの日の君と出会う

手を伸ばしても掴めない

ただすり抜けた花びら

君もいまこの桜を

眺めているのだろうか

見上げても君は見えない

ただ星が瞬いてた

酔いかけの頭で桜並木歩いている

今では色褪せた記憶に縋り付いている

あの時君と見た

最初で最後、桜道

君も言えなかった

迫り来る”最期”を

伝えられなくて

桜吹雪舞う中で

あの日の君と出会う

手を伸ばしても掴めない

ただすり抜けた花びら

君の場所でも桜は

きれいに見えるだろうか

見上げても堪えきれない

涙が頬を伝った

月に雲がかかってた

初めて君の細い手を握る

窓の外では桜が綻ぶ

目を閉じた君の手がはらり

僕の手をすり抜ける

桜吹雪舞う中で

あの日の君と出会う

桜吹雪舞う中で

あの日の君と出会う

手を伸ばしても掴めない

ただすり抜けた花びら

君が最期見下ろした

綻び始めの桜

見上げても僕は見えない

君の景色は見えない

ただ星が瞬いてた

いまは亡き君を想う