

落ち葉が 静かに
靴音を吸い込んでゆく
君の名前を呼ぶのが
少し怖くなった日
風が吹いて 何かが消えて
空だけが変わらずそこにいた
風の跡に 記憶が舞って
さよならさえ もう届かない
心の奥に沈んだ声が
今も ぼくを呼んでいる
音のない手紙を書いた
あの木の下で
答えのない問いだけが
ページをめくるように鳴った
風の跡に 残されたもの
言葉にならぬ やさしさだけ
振り返れば 何もなくて
それでも 君の影がそこにいた
季節が終わる音がして
ひとつ深呼吸をした
- 作詞者
mia
- 作曲者
mia
- プロデューサー
mia
- その他の楽器
mia

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風の跡、記憶のあと
mia
秋の静けさに寄り添うような、心に沁みるピアノバラード。
「風の跡、記憶のあと」は、過ぎ去った日々や大切な誰かとの記憶を
そっと胸の中で撫でるように描いた、映像的で詩的な1曲です。
空気の揺らぎや、風の音さえ楽曲の一部に溶け込んだようなサウンド。
柔らかく語りかける女性ボーカルと、ミニマルな演奏が
聴く人の記憶と共鳴するように響きます。
今という時間の中に、過去のかけらが静かに流れ込んでくるような
そんな“余白の美”を大切にした作品です。
アーティスト情報
mia
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