Lyric

ぼくはうまれて ににちかんは

にぎやかな こどもたちが

かわるがわるに だっこして

あたまをなでてくれた

にちようびに なったら

くるまに のせられて

なきがおの おんなのこ

ひざのうえで うとうとしてた

くるま とまると そこは

あおいそら　あおいうみ　あおいかぜ

つきでた みさきの とうだいのした

ぼくは もうふのうえにねかされて

くるまは はしりさった

めざめてしばらくは

しおかぜを かんじながら

じっとしてたよ

まわりにひとの かげもない

そのあたりを あるいて

おおぞらを みあげると

さびしさが こみあげて

くさのうえで しょんぼりしてた

ふつかくらい すぎたが

あおいそら　あおいうみ　あおいかぜ

つきでた みさきの とうだいのした

ぼくは もうふのうえで かたまり

おなかは ぐうっとなった

やがて あしおと ちかづいた

すりよる げんきもなく

ひとこと「にゃん」

きいてくれただろうか

きづいたら おどろいた

おにいさんの うでのなか

ぬくもりが つたわって

そのふところで ねむっていた

めをあけて きづいたら

あおいそら　あおいやま　あおいかぜ

やさしげな おばさんが のぞきこみ

ぼくに ミルクを ふるまってくれた

とおりょなしで いただいた

おにいさんは がくせい

ぼくのめんどう みれないと

ふるさとの かあさんちに

とどけてくれたらしい

そして そのひから

ぼくは かぞくになった

ふたりは ぼくをよんだ