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この海は、まだ泳げるふりをしている。
「TOXIC CURRENT」は、汚染された海を漂う魚たちの視線から、
人間の矛盾と傲慢さを静かに皮肉るロックナンバー。
重くうねるリズムと深海のようなグルーヴは、
便利さや正しさの裏で濁っていく世界の流れをそのまま映し出す。
語られるのは怒りでも告発でもない。
上から見下ろす人間ではなく、
流れに巻き込まれながらも生き延びる側の冷静な観察だ。
きれいな言葉が汚れを隠し、
進んでいるつもりで沈んでいく現実を、
低く、重く、踊れるサウンドで突きつける。
「TOXIC CURRENT」は、
NEON LANEが個人の感情を越え、
世界そのものへ視線を向けた重要な一曲。
溺れているのは誰なのか、その問いだけを残して、海は流れ続ける。