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『この上ないサタン』は、
広辞苑第七版の〈辞書の旅〉において
「サタン」から「この上ない」までの語釈と、
そこから生まれた思索をもとに制作された楽曲である。
言葉の定義、語源、用例を辿るうちに浮かび上がったのは、
善と悪、正義と裁き、その境界の曖昧さだった。
サタンとは、単なる悪の象徴ではなく、
「正しさ」が成立するために必要とされてきた
構造そのものではないか――
その問いが、この曲の中心にある。
誰かを救うために、誰かを切り捨てること。
秩序を守る名の下に、呼吸が削られていくこと。
美しい言葉で装われた判断の影に、
いつも静かに立っている存在。
本作は、サタンを糾弾しない。
同時に、正義を肯定もしない。
広辞苑という「最も中立的な言葉の集積」を起点に、
人間が作り続けてきた価値判断の輪郭を、
静かな音像で描き出す。
裁かれる者ではなく、
裁きを成立させる役を引き受けた存在――
それが、この曲における
「この上ないサタン」である。
Kneeking Records(ニーキング レコーズ)は、「辞書の旅」を音楽で表現する独立系レーベルです。 設立者は、書道家であり、辞書の旅人であり、元キックボクシング世界王者でもある佐藤嘉洋(さとう よしひろ)。 2013年より国語辞典を一頁ずつ読み、書き、呟き続け、2025年それらをもとに音楽を生成するように。 日々の辞書の旅は、日々新たな言葉の発見とともに、その記録は今もなお積み重ねられています。 ジャンルは、Reggae、J‑POP、R&B、Soul、House、Gospel、Funk、Ska、時にはPunk Rockまで多岐にわたり、 “耳心地のよいサウンド”を追求しながら、言葉のリズム、書と声の交差する独自の感性で音楽を発信しています。
Kneeking Records