歌詞

うだるような夏の日射しも

大人しくなりだす頃に

いつもの場所で待ち合わせた

思うより逸る気持ちに

ペダルを漕ぐ足は速くなって

海沿い道　チャリ飛ばして

「まだ明るいね、もう19時過ぎなのに」

他愛もない話　屋台の間人混みを縫って

「もうそろそろだよ！」

始まるカウントダウンは

夏の終わりも…

何を願い打ち上げてるの

何を思い見上げてるんだろう

汗で肌に付いたTシャツでさえも

すべてが今この夏の真ん中

混まないよう　一足先に抜けても

音がする度もったいなくて

振り返れば空　枝垂れた光が

後ろ髪を引く

夏よ、もう少しだけ…

（たまや〜たまや〜）

空の紙コップ　底に残った

溶けたかき氷捨ててもよかったけど

毀さないように余さず飲み干して

藍の空に尾を引いた

煙のように夏をのばして

待ち焦がれていた

期待した夏はいつもの様に

早足で過ぎ去っていくから

ずっとこのまま…　願うだけなら

足しも引きもせずただ放っておいて、と

打ち上げ空に散る光を映す瞳

それぞれが今

この夏ド真ん中

何を願い打ち上げてるの

何を思い見上げてるんだろう

儚さの理由　一瞬が永遠に

時を越えてまた思い出す日が来る

混まないよう　ひと足先に抜けても

音がする度もったいなくて

振り返れば空　枝垂れた光が

後ろ髪を引く

夏よ、もう少しだけ…︎️

火薬の匂い纏う

火花が焼き付いた

嫌に思い出すような

眩しすぎる夏に…