Lyric

最終電車 駆け込むプラットホーム

ガラスに映る 知らない私の顔

「夢は叶う」って飛び出したあの日の空

コンクリートの匂いに 少しだけぼやけてく

スクロールしても埋まらない心の隙間

誰かのストーリー「いいね」でなぞるだけ

真夜中の東京シンデレラ

秒針が胸を刺す前に ねえ 見つけて

キラキラの嘘で着飾った

私じゃなくて ホントの声を聴いてよ

人波に消えそうなこのSOS

ただ抱きしめて 嘘ごと全部

流行りのプレイリストじゃ響かないメロディー

フィルター越しの笑顔に慣れてしまったみたい

「大丈夫、うまくやってるよ」

送れないままのメッセージ また溜まってく

人混みに紛れ込めば独りじゃない気がして

意味もなく歩くスクランブル交差点

真夜中の東京シンデレラ

魔法なんていらない ただ、そばにいて

キラキラの街に飲み込まれそう

私じゃなくて ホントの涙に気づいて

「平気だよ」って強がる声が

震えてるの お願い 壊れる前に

「いつか王子様が…」なんてね もう待ってない

カボチャの馬車は来なくたって

この足で明日へ向かうから

夜明けはきっと… 来るよね？

真夜中の東京シンデレラ

秒針が胸を刺す前に ねえ 見つけて

キラキラの嘘で着飾った

私じゃなくて ホントの声を聴いてよ

人波に消えそうなこのSOS

ただ抱きしめて 嘘ごと全部

さよなら 東京シンデレラ

夜明けの光が嘘を照らしたの

キラキラの涙もドレスに変えて

私だけの物語(ストーリー)を今 始めるの

ガラスのヒールを脱ぎ捨てた

この足でどこまでだって飛べる