歌詞

SMIRE「ほたるの夜に誓う」
――淡く、切なく、そして永遠に。ほたるが舞う夜、静かに交わされた“誓い”のバラード。
夜の静寂に舞うほたるの光。それは、胸の奥にしまっていた想いを、そっと灯すように優しく、けれど確かに輝いている。
SMIREが紡ぎ出す「ほたるの夜に誓う」は、幻想的な夜の情景と、心の奥に抱えた恋心を丁寧に描いた珠玉のスローバラード。繊細なピアノ、映画のように広がるストリングス、そして1/fゆらぎを感じる透明感あふれる歌声が、聴く人の心を静かに包み込みます。

「言葉にできなかった想い」を、夜に託して
言えずにいた　胸の奥の
ときめきだけが　つのってゆく
本当に好きな人にこそ、簡単に「好き」とは言えない。そうした誰もが持つ経験を、この楽曲は丁寧にすくい上げて描いていきます。
橋の上、ふたりきりの時間。何も言えないまま、ただ同じ景色を見ていた――そんな瞬間のすべてが、この歌の中で“音”として息をしているのです。

“誓い”という名の優しさ
ほたるの夜に誓う　この想い
永遠を信じて　あなたに届けたい
このサビで繰り返されるフレーズには、強くて静かな決意が込められています。
この歌は、愛を声高に叫ぶものではありません。その代わりに、「そばにいたい」「守りたい」と、夜の静けさに紛れるような優しい声で誓いを交わす、そんな深い愛が描かれているのです。

音が語る、ふたりだけの物語
アレンジは、ピアノとストリングスを軸とした抒情的な構成。Aメロはささやくように寄り添い、サビでは感情があふれるように広がる――そのコントラストが、まるで映画のワンシーンのような美しさを生み出します。
言葉では届かない“ぬくもり”や“想い”を、音楽の力でここまで描ける。SMIREの表現力が、その真価を発揮する一曲です。

あなたの記憶にも、きっとこの光が宿る
かなしみさえ　やさしさに
変えてくれる　そんな奇跡
この歌に登場する“私”は、誰よりも素直でまっすぐ。強がりを手放せなかった過去を持ちながらも、相手への想いだけは変わらず、心の中でそっと育ててきた。そんな人間らしさが、楽曲の随所にちりばめられています。
自分を信じきれない日も、誰かを想う気持ちだけは揺らがない。そう信じた先にある希望の光を、「ほたる」という美しいモチーフを通じて表現した、唯一無二のラブソングです。

なぜこの曲は、聴いた人の心に残るのか
ほたるという幻想的な象徴が、感情と情景を同時に映し出す
静かな語り口と情熱的なサビの対比が、感情の波をつくる
言葉ではなく“想い”で伝える愛のかたちが、誰にとっても“自分の歌”になる
心の奥にそっと触れてくるようなボーカルと、余白を活かしたサウンドアレンジ

あなたの心にも、そっとこの光が届きますように
たとえ星が　消えた夜でも
ほたるの灯が　ふたりをつなぐ
遠く離れていても、目を閉じれば思い出せるぬくもりがある。そんな“絆”を信じる力が、夜の闇を優しく照らしてくれる。この楽曲は、そんな心の希望を音で描き出す、SMIREの新たな代表作です。

最後に
「ほたるの夜に誓う」は、“あの日、伝えられなかった気持ち”を心に持つすべての人に向けたバラードです。
どこか懐かしくて、でも確かに今の自分の感情を写し出してくれる一曲。静かな夜に、ぜひ耳を澄まして聴いてみてください。
SMIRE「ほたるの夜に誓う」
――その灯りは、きっとあなたの記憶に永遠に咲く。