

指折り数えて待っていた約束の日なのに 窓の外は冷たい雨
だけど、あの日みたいに私の心まで 悲しみで濡らしたくはないの
桜の花びらが綺麗に散りゆけば そのあとには目が覚めるような緑が萌える
時間は決して逆戻りしないから 過ぎゆく季節(とき)を、僕はもう振り向かない
「もう終わりに、終わりにしよう」って 心の中で何度もリフレインする
胸の奥のトゲがまだせつなく痛んで 涙がポロポロと溢れそうに悲しくても
フロントガラスの向こう側 あなたと過ごしたあの街の景色が
ゆっくりとかすんでいく 何もかもが、激しい雨の中に溶けてゆくよ
どれだけ待ってもやまない 容赦なく降り続く外の雨
だけど、私の大切なあしたの希望まで 暗闇に濡らしたくはないんだ
鳥だって、あいつ(豆台風)だって 誰もが自分の空へと飛び立てば がむしゃらに夢を追い
いつまでも同じ安らぐ場所(シェルター)に とどまり続けることなんてできないから
嘘つきなベールも冷たい鎧も全部脱ぎ捨てて 僕は僕の足で歩き出す
テレビやラジオのノイズに紛れ込ませた 最後の「さようなら」
双方向で繋がっていた画面のスイッチをパチリと切るように
ひとりで戻った部屋の寒さに いまは少しだけ震えてしまうけれど
寂しさなんて誰かじゃ埋められないと やっと私の心が受け入れたから
白黒つけられないグレーゾーンの最果てで 私たちは別々のルートを選んだ
「間違いじゃなかった」って笑える日が来るように スピードメーターを上げてゆく
喉の奥にひっかかっていた未練を全部 この雨が綺麗に洗い流してくれる
「もう終わりに、終わりにしよう」 これが私からあなたへの最後のギフト
胸のカウントダウンがゼロを指して まだひとりの夜が寂しくても
あしたの虹を信じて 笑顔で笑顔で、アクセルを強く踏み込むよ
何よりも、誰よりも 「まだあなたが、狂おしいほど愛しくても」
かすんでいく 何もかも 綺麗に、綺麗に、雨の中にとけてゆく
雨音が静かに遠のいてゆく25時
雲の切れ間から、ほんの少し欠けたおぼろ月が顔を覗かせる
濡れたアスファルトから立ち上る 新しい季節の匂い
もう振り返らない。
さようなら。私の、愛しい雨。
- 作詞者
Kine Lune
- 作曲者
Kine Lune
- プロデューサー
Kine Lune
- ボーカル
Kine Lune

Kine Lune の“溶けて消える恋”を
音楽配信サービスで聴く
ストリーミング / ダウンロード
- 1
夜空の余白を埋めるように
Kine Lune
- 2
幼なじみ症候群
Kine Lune
- ⚫︎
溶けて消える恋
Kine Lune
- 4
恋するオンライン
Kine Lune
- 5
恋という名の病名を添えて
Kine Lune
アーティスト情報
Kine Lune
作詞、作曲を手掛けるアーティストプロデューサー ポップ&キャッチーなメロディー。言葉遊びで表現し、一聴しただけで思わず口ずさんでしまう歌で世代に圧倒的な支持を得ている。
Kine Luneの他のリリース



