Lyric

憂鬱な頭ん中

グルグルと孤独がまわって

背後に立ちはだかった

あんたのその面がよく見える

電波が飛んでしまった

ノイズ混じりの視界なんだ

どうにも傑作だった

歪なものにこそ価値はある

虚実混じりのティービーショウも

舌先を刺すガラス玉も

壊れてしまうから

意味があんのにね

この街を丸ごと吹き飛ばして

君と幽霊船で逃げ出したい

そんな馬鹿馬鹿しい与太話の結末を

願ってしまうんだ

いっそ全部忘れてしまう様な

そんなポップでこの日々を放火

そんな馬鹿馬鹿しい

御伽話を見ていた

タイトな妄想の中で

バクバクと鼓動が早って

サイケを気取った僕は

白昼夢の中で無我夢中

まるで映画の後書きの様な

本質見失う理解者

正義もBPMも

正しいあなたには興味ない

フラッシュバックの最終回

ヒッチコックも彼の人生も

歪なその場所に

意味があるのにね

僕の憂鬱ごと突き飛ばして

夏の線路で君を待っていたい

こんな甚だしいホラ話の結末を

笑ってくれどうか

踊れロックを捨てたダンスミュージック

僕の全部を轢き殺してくれよ

そんな馬鹿馬鹿しい

御伽話を見ていた

霞んだ夏のイエロウが

視界を払って

空っぽな僕を思い出している