歌詞

空っぽの街が海鳴りと同化して

風が頬を伝う

高架橋の下　ただ、ただ。

君はダラダラ命を紡いでた　だけ

それでも僕には　美しかったんだ

あぁ思い出すな！

夏の最期

隘路に立った君の影が

不安定なままに揺れるから

迷子になったその涙が

この街に雨を降らせたんだ

背後にたったの青さで

思い出してしまったんだ！

浮かぶ　記憶

熱を奪っていく

風に消える　消える　君の体温

揺れる　夏の最後

それがなんかバカらしくて　バカらしくて

涙がでんだ

夜が燃える燃える

再上映の　茹だる夏を描いた

それがなんか美しくて

僕は全部を忘れて

弾き金を引いたんだ

街の灯りが僕に影を落とせば

世界は僕らの

神様の心臓さえ奪ってしまうのさ

君が愛を唄ってくれるのなら

未来を盗んで見せるからね

藍を孕んだその瞼が

陽炎に雨を落としたんだ

迷子になったこの寒さで

忘れ去ってしまいそうだ！

消える　夏が

熱を奪っていく

影が揺れる揺れる

君の鮮やかな

その柔い体温

それがいつか遠くなって遠くなって

1人になった

風に　消える　消える　君の体温

揺れる　街の最後

それがなんかバカらしくて　くだらなくて

涙がでんだ

夜に揺れる揺れる

環状線の茹だる夏の最後

それがなんか美しくて

君は全部を忘れて

引き金を引いたんだ