歌詞

辞めるきっかけがなかったそれだけであった。

続ける理由も痛みもとっくのとうに掠れた。

風の入らない塔の四畳でこさえた回路を

どうにもはまらぬコードで無理やり

歌にしていた

非生産的な創作を

命と呼んで準えた

夕暮れ　渋谷　にらむ　高架橋

別に　■ぬほど強くもないから

生きる僕らの明日を歌えば

きみを救えるとか思った

だから僕は狭い四畳で

爆弾を描いた

この街を吹き飛ばすほどの

爆弾を描いてる

許せないほど　情けない僕の

ことばで歌ってる

壊してしまいたい　壊してしまいたいのだ。

■してしまいたい　■してしまいとすら！

思ってしまっている。

思ってしまった奴すら

吹き飛ばすほどの爆弾を描いているんだ

僕らは少年Aだ

子供騙しみたいな　空っぽな　創作が

流行りのインターネットで売れて

また舌打ちした。

実際のところそんな音楽の方がよっぽど

誰かの心を救って　幸福にしただろうさ。

生活のために心を売った

それほどお金にはならなかった。

下北　某日　常夜灯

またこの場所で　祈りを書いた。

きみを救うのは

この歌ではない。なぁ？

ただ歌う意味だけはくれよ。

だから僕は

狭い四畳でこの歌を書いた

この街を吹き飛ばすほどの

爆弾を描いてる

許せないほど　情けない僕を

君は　笑ってくれる、だろうか？

なぁ？

この街を吹き飛ばすほどの

爆弾を描いてる

許せないこと、許したくないこと

それすら燃やし尽くすほどの爆弾を

聴いて、この歌は残り数小節で

あなたを救える保証はない

でもあなたはあなたをやめられない

だからどうか笑って生きて！

まだ

■ねない■ねない

■ねない■ねない

■ねない■ねない

■ねない■ねない

■ねない■ねない

まだ消えない消えない

消えない消えない

消えない消えない

消えない消えない

消えない消えない

あなたの声が消えないんだ。

きっとこれは嘘じゃない。

今の僕の全部だ