

「もう来ない朝とかさよならとか
溢れ出るのは、菖蒲の光が眩しいから」
先立つ私が遺した、
綴じ込んだ遍くひかりたち
気づけば蝉は鳴かなくなって
落ちる日の凪も遠くなってしまった
萌ゆる葉はくたびれながらちょっと
覆われた青さに浮かれて先に流れた
軈て脆い灰になる生命の果て
一緒に/死ぬまで/憶えてたこと
夏よ、わたしを放さないで
静まる朱に踠いて沈む
遺る記憶に置いて往く
この匂いと 築いたものたち
逸れば季節に尾を引かれ
蒸せる陽もどこか寂しくなった
夢の中、何も知らずにきっと
鈴に似た涙を浮かべて掴み損ねた
星に近づけるほどの光の調べ
裏も/表も/相容れぬもの
夏よ、私を忘れさせて
沈まる朱を眺めて尽す
迸る記憶を掬うこと
この痛みと歩いていくから
忘れたくないこと
- 作詞者
汀
- 作曲者
汀
- プロデューサー
汀
- プログラミング
汀

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