

これは、過去の経験や現在の精神論をベースに、
「もし未来の自分が、今の自分へ言葉を残すなら何を語るのか」
というテーマを軸に制作された作品である。
SF、オカルト、数多のサブカルチャーを混ぜ合わせながら構成されたその物語のタイトルは
――『覗く』。
作者として名前が残されているのは、「重松重吉」という人物だ。
重松重吉(1992 - 2075)
……しかし、この人物には謎が多い。
そもそも「重松重吉」という名前自体が偽名であり、
本名や出身、素性についても一切明かされていない。
唯一確認されている情報として、2014年頃から断片的な活動記録が存在している程度で、
特別有名だったわけでもなく、大きな実績を残していた人物でもなかった。
だが2032年、彼は突如として表舞台から姿を消す。
SNS、創作活動、人間関係。
その痕跡は徐々に途絶え、やがて彼について語る者もいなくなった。
そして時は流れ、黎明(れいめい)49年12月3日 午前4時11分。
何の変哲もないネット掲示板へ、突如ひとつの作品が投稿される。
その作品こそ、『覗く』だった。
投稿直後からその作品は異様な速度で拡散され、
ネットコミュニティ、考察界隈、オカルトフォーラムを中心に広まっていく。
そして作者欄に記されていた名前――それが「重松重吉」だった。
顔出しも無ければ、正式なプロフィールも存在しない。
しかし彼の作品の中には、過去に残していた僅かな活動の痕跡や、
古い発言と一致する表現が散りばめられていたと言われている。
そのため、一部の古参ファンたちは作品内の文章、記号、構成に至るまで解析し、
そこに“彼が存在した証拠”を探し続けた。
だが、肝心の物語自体は決して派手な内容ではない。
ある一人の人物が、平凡に生き、平凡に誰かを愛し、
そして平凡な日常の中で静かに死を迎える。
ただそれだけの話だ。
しかし読者たちはこの作品を単なる小説として扱わなかった。
「これこそSF作品だ」「これは物語ではなく記録だ」「“矛盾”という概念そのもの」
「涙の意味を初めて理解した」
そう語る者も現れ、『覗く』は熱狂的な支持を受けることになる。
そして人々は、次回作を待ち続けた。
……しかしーー重松重吉は、再び姿を消す。
続編も無ければ声明も無い。
噂によれば、彼の親族ですら行方を追っていたと言われているが、
結局その所在が判明することはなかった。
遺書も存在せず、、最後の活動履歴すら、綺麗に消えていたという。
そして年月が経つにつれ、人々は再び彼の存在を忘れていった。
だが一つだけ、不可解な点が残されている。
それが「2075年没」という記録だ。
この情報は、彼の婚約者を名乗る人物が「そう記してほしい」と依頼したことで残されたと言われている。
しかし、その婚約者が誰なのかも不明。
依頼を受けた人物も不明。
何もかもが曖昧なまま、重松重吉という存在は、
まるで“実体を持たない概念”のように扱われるようになっていった。
現在では一部のこじらせたオカルト愛好家たちの間で、
「正解なき人」「SF界の虚無」などと呼ばれることもある。
存在していた記録は確かにある。
だが、誰一人として彼の実在を証明できない。
それでも、彼が残した唯一の作品『覗く』は、
これからも時代を越えて、誰かの心に違和感を残し続けるのかもしれない。
――「暗闇を貫く一筋の光であれ」
――「何もない場所こそ、君の居場所だ」
そして物語は、静かに次の誰かへ託されていく。
「さぁ、君の番だ」
上がるか。
落ちるか。
選ぶ時は、
もう来ている。
そして、、、君は知っている
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- 作詞者
CHASED
- 作曲者
CHASED
- 共同プロデューサー
Fukumoto Taisuke [Studio LUV.], KZK
- レコーディングエンジニア
Fukumoto Taisuke [Studio LUV.]
- ミキシングエンジニア
Fukumoto Taisuke [Studio LUV.]
- マスタリングエンジニア
Fukumoto Taisuke [Studio LUV.]
- ボーカル
Gim/ぎむ

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ストリーミング / ダウンロード
- 1
虚void空
CHASED
- 2
BLVCK FLVG
CHASED
- 3
+21G
CHASED
- 4
Love-less
CHASED
- 5
ハイドラ
CHASED
- ⚫︎
「覗く」
CHASED
- 7
R123 0R 411
CHASED
- 8
Feel of a dream
CHASED
- 9
ヴァルチャー
CHASED
- 10
ゲットバック
CHASED
- 11
スターバースト
CHASED
- 12
weal & woe
CHASED
- 13
Unclaimed
CHASED
- 14
Burn the bridges
CHASED
- 15
残火
CHASED
これは、逃げるための音楽ではない。
生き残るために、逃げ道を選ぶ音楽だ。
大阪を拠点に活動するロックバンド、CHASEDが放つ1st Full Album 『PARAVOID』。
PARA(傍ら/異なる領域)とVOID(空白/虚無)から生まれたこの言葉は、満たされすぎた世界の中で失われていく「余白」を意味する。
ラウドロック、エモ、ポップパンク、オルタナティヴ、エレクトロニック。
ジャンルという境界を越え、異なる音楽性をひとつの世界へと落とし込んだ全15曲。
光と闇、希望と絶望、現実と虚構。
相反するものを抱えたまま、それでも前へ進む。
『PARAVOID』は、迷いながら生きる者たちのための“逃げ道”であり、
その先へ進むための記録である。
VOIDの中を歩く者たちへ。
ここには、まだ帰る場所がある。
アーティスト情報
CHASED
彼らの楽曲は、回収されない感情や未整理の思想を、解釈の余白を残したまま提示する。 そこにあるのは結論ではなく、未回収のままの何か。 拠り所を示すことはないが、拠り所を持てない立場そのものを否定しない。 その姿勢は、感情に答えを求めない。
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