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歌詞

DIVINE ERROR

久三

胸で切る十字架 乾いた音がした

掌を合わせて 何を祈る?

空は黙って 雲だけが形を変える

神の声など 一度も聴いたことがない

地に額をつける者たちは 同じ姿勢でただ祈っている

夢の中でさえ 慈悲を乞う

その姿は浅ましくも あまりに美しい

信じることが罰に見えた

意味を問うなと誰かが言った

信じろと笑いながら ナイフを研いだ

僕はただ問いたいだけだ

この沈黙の祈りの中に 本当に救いがあるのかを

嗚呼 祈りは形を変えても

届く気配はどこにもない

嗚呼 神は興味を失くしたまま

世界を見たりはしなかった

祭壇の上で嘘が光る

祝福はガラスのように割れる

「試練だ」と後付けするその口が

誰かの絶望を踏みつけている

もし神が本当にいるのなら

どうして空は こんなにも静かなんだ?

風が通り抜けるだけの世界で

誰が信仰を測れるというのか?

神が沈黙するなら 声はどこへ行く?

祈りは空を突き抜けて燃えるのか?

天も地も 誰も何も言わない

ただ、誰かの祈りが墓標のように残る

嗚呼 乱れた聖歌の中で

まだ誰かが神を探している

嗚呼 この耳には雑音だけ

そのノイズが今も 心臓を打つ

信仰とは 救いを願う衝動ではなく

沈黙を肯定する技術だ

ならばこの沈黙も歌に変えよう

神が応えないのなら

僕が音にして響かせる

“祈り”という名の錯誤を

  • 作詞者

    久三

  • 作曲者

    久三

  • プロデューサー

    久三

  • ボーカル

    久三

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    DIVINE ERROR

    久三

アーティスト情報

  • 久三

    心の奥に触れる、言葉のかけらたち。 傷ついた誰かにそっと寄り添い、 忘れかけた感情を呼び覚ます。 久三(きゅうぞう)は、痛みも、喜びも、迷いも、 「そのままの感情」で歌うアーティスト。 ラップ × バラード、語り × 詩、 静かなメロディの中に、鋭い言葉を宿す。 SNSではその日常に潜む“本音”を切り取った言葉たちが共鳴を呼び、 数々のリリース曲が、心の奥にひっそりと届いている。 心を燃やし、歌に変える。 それが Kyuzou の生き方であり、創作の核。 日本発、魂で叫ぶ男 Kyuzou。 感情を限界まで研ぎ澄まし、痛みも怒りも希望も「この歌に変える」Kスタイルの提唱者。 その声は叫びのように熱く、祈りのように静かに響く。 「それぞれの旗」「冷静なる支配論」「首輪の国、裸の勇者」「錆びた鼓動」 どの曲も、聴く者の心を撃ち抜く感情の刃を放つ。 Kyuzou の音楽は悲しみを拒まず、それを愛に変える。 そして、屈しない心と生きる誇りを掲げる音楽。 聴く者の胸に灯をともす、それが Kスタイル。 「この歌が残るなら、それでいい。」 その信念のもと、Kyuzou は今日も魂を鳴らし続けている。

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