夏の終わり 夜の入りも早くなって
毎年のことだし 慣れたっていいのに
もう会えぬ寂しさをどう名付けようと
思案してるうちに頬に靡く冷たい風
きっと自分勝手 心痛くなって
あの人の気持ちさえも実は欲しくなって
痛み止めように打ったロング缶で酩酊
“Miss you”の意味すらもうまく言葉できない
「月が綺麗ですね」 多分それはきっと
恋しさのあまり不意に溢れ落ちた言葉
現実を突きつける彼岸花 今年も
ずっと忘れないような夏になった
思えば 思うほどに
手のなかにないことを痛いほどに実感
それでいいと思ってた
半分の月が 美しいと思った
それだけのことをどうかうまく伝えられたら
夏の終わり いつも通り季節めぐり
赤に染まる緑 悲しくはないのに
どうしようもないくらいに傷をつけて
なにごともないふり きっと大丈夫、平気
月の明かり なぜか今日はひどくまぶしい
ポツリ不意につぶやき それも一人着地
どうしようもないくらいに急に寒くなって
手を伸ばす左 大丈夫、平気
何度目の同じ 痛み知ったつもり
慣れなんてないね これがきっと本音
夏の終わり 犠牲心羽織る言い訳
随分と板についた上っ面な装丁
「月は綺麗ですね」 心汚れていて
それでももう一度なんて願いなんて込めて
ついた嘘の数だけのきれいごとを集めて
痛み分けじゃなくて寄り添うために使う両手
信じれる強さ それはずっと難しい
一度逃げただけでいつも付き纏う足枷
信じるって簡単に口に出して言えないが
疑うことの怖さだって十分に知った
ありがとうとさよなら 繰り返す毎日
慣れたくないからその都度に傷をつけて
半分の月が 美しいと思った
だからさ いつかあなたに伝えられたら
夏の終わり いつも通り季節めぐり
赤に染まる緑 悲しくはないのに
どうしようもないくらいに傷をつけて
なにごともないふり きっと大丈夫、平気
月の明かり なぜか今日はひどくまぶしい
ポツリ不意につぶやき それも一人着地
どうしようもないくらいに急に寒くなって
手を伸ばす左 大丈夫、平気
- Lyricist
Ducksmansion
- Composer
Madorimi
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