歌詞

君の手に触れて分かったような気がして、揺れるゆりかごの中でそっと僕らは未来を願った。

笑っていたいだけなら下らない御伽話に栞を挟んで、破ってしまえばいいんだよ。

少し楽になるだろ？

夜を嫌って！

さあ、ほら。

赤い指先で流し込んだ。青い物憂いを重ねて。

「いつかきっと色さえも失っていくんだろ？ナイフの持ち方も忘れて。」

歪んでしまった、腐ってしまった日々へ。

吐き気がするんだ。蔑んでくれよ。

僕はもう呪うことしか出来ないんだ。

間違いを選び続けること。

繰り返すことにも意味はなく、吐き出してしまう。それだけなら喜劇に過ぎない。

間違ってしまった僕たちは制裁として指を落とす。

償いを望むことさえまた間違いであるなら

細い指先で数えていた。廻る生命を恐れて。

君はきっと間違いを嘲笑うんだろ？

ナイフの持ち方を忘れたまま僕は楽園には行けないな。

咲いた、音が、影と、消えて、

ひらり、ひらり、すり抜けて落ちていく。