冬を招いて
灰色の街に
あなたは温もりを
教えてくれた人
冬を招いて
木枯れた想いに
名前を付けて
美しい名前を
あなたの優しさを
化け物なのか
生き物なのか
最早何物でもないのか
でも言葉は伝わらなくても
あなたは解ろうとして
通じ合ってくれた
それで良かった
また始まる季節が巡り来る度に
思い出すから
冬を招いて
壊して知った
触れて確かめた
あなたの優しさを
それが優しさだと
生まれも違う
容貌(かたち)も違う
僕とあなたは違う
それでもひとりは寂しいのは同じ
だからこそあなたがもし
忘れてしまっても
寂しくないように
また終わって行った季節を呼び戻すから
「生きていてもいい」とか
「そういう人がいてもいい」なんて
偽善めいたこと
決して口にしないことに
どれほど救われただろうか
この世界は
どんな人がいて
どんな暮らしをして
どんな楽しいことがあるのかを
この世界を知るんだ
あなたに会えた
あなたを知れた
それで良かった
別れの代わりに季節をまた招いて行こうか
新たな春を
- 作詞
POCHILITE
- 作曲
POCHILITE
- ソングライター
POCHILITE
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冬招き
POCHI from Anubis Eats Heartbeat
3ヶ月シングル連続リリース、完結。
3年振りのソロ楽曲となった「Twilight Satellite」、FMラジオのパワープレイで幅広い層の耳目を集めた「月が綺麗だ」に次ぐ新曲は、自身の出身である福島の冬の空気感をイメージして制作された重厚感あるピアノバラード。
歌詞は「受け入れること」を根底のテーマにおきながら、自身が愛読するいがらしみきおの漫画『ぼのぼの』初の長編小説となった33巻「オリちゃんのこと」のオマージュとして書き上げられている。
アーティスト情報
POCHI from Anubis Eats Heartbeat
福島県いわき市出身のシンガーソングライター。 ピアノエモバンド「Anubis Eats Heartbeat」ピアノボーカル担当。 作詞・作曲・ピアノを独学で習得。 阿佐ヶ谷・下北沢・渋谷のライブハウスを中心にピアノ弾き語りのライブ活動を行いながら、2013〜2014年にON/OFF（2007年Sony Musicよりデビューした双子兄弟ユニット）のライブにてピアノ演奏を務めるなど、サポートミュージシャンとしても活動。 2015年にAnubis Eats Heartbeatを結成。 2019年リリースのデビューシングル「深海魚」はギリシャ・ノルウェーのApple Musicチャートで最高2位を記録するなど、海外からの評価も獲得。 2020年からリリックビデオやYouTube動画など、映像制作を開始。 2021年にソロ名義として初の楽曲「あなたがわたしだった頃」を無料ダウンロード配信作品としてリリース。 2023年に総合自主制作レーベルとしてΘωθ-Thoth-RECORDS（トート レコーズ）を主宰。 2024年に3年振りのソロシングル「Twilight Satellite」をリリース。 現在は東京都内を拠点として活動中。
POCHI from Anubis Eats Heartbeatの他のリリース
Θωθ-Thoth-RECORDS
