雨の時計のジャケット写真

歌詞

夕霧

貝と蜃気楼

玻璃の街 逆さ映し

雨の橋 はぐれた鳥

夜の端はまだ遠い

ポラリスは瞼の裏の想像

曇り空 湿気たライター

掴む霧 冷めないコーヒー

青いインクを切らした

透明な記憶を書いている

知らない歌のメロディを

霧と雨の向こうに

見つけられる気がしてさ

白い空落ちた 落ちた

煙る街 爪先浸す雲

見えない

夜を待ち 子守歌

雨音で踊るレトリック

夕の色を知らず

空の絵を白で塗るような理想郷

「例えば止まない霧と雨の向こう、

哲学と幻想文学の本棚のあいだ、

雀が雨宿りをする時計屋の軒下、

きらめく天使の梯子が降りた先に、

知らない言葉で懐かしい歌を聞いたような、

金色の砂漠で海を追いかけたような、

会ったこともない君が待っているような、

果てない幻想が僕を連れて往くだろう」

玻璃の街 逆さ映し

雨の橋 はぐれた鳥

そうだ僕は 透明だ 透明だ

ねえレイラ 僕を指してくれないか

白い空落ちた 落ちた

煙る街 雲に溶けていく

見えない 忘れた夢の中

  • 作詞

    小宵

  • 作曲

    貝と蜃気楼

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アーティスト情報

  • 貝と蜃気楼

    耳を劈く轟音に物語性の高いリリックを乗せて鳴らすオルタナティヴ・ヘヴィ・ロックバンド。そのサウンドはスラッジコア、ブラックメタル、ハードコアパンク、シューゲイザー、USインディーなど様々な音が渾然一体となった唯一無二のものだ。メンバーは、小宵(Vo)、KYOTOU O-EⒶST SHIBUYⒶ(Gt)、ヨシキ(Gt)、MiNT(Ba)、634(Drs)の5人組。その内、小宵とKYOTOU O-EⒶST SHIBUYⒶの2名がVtuberという異色の構成だ。2022年4月に1st EP『人魚の骨』、同年10月に1st Album『七日目の街』をリリースし、また2022年5月にはおやすみホログラム主催のライブ「打奏驚蛇」に出演、同年12月にはレコ発ライブ「七日目のパレード」を主催するなど、ステージパフォーマンスにも力を入れており、破壊的な演奏が評価されている。最近ではASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文がホストのpodcast AVMTのVOL.36にて1st Album 所収「安息日」が週のプレイリストに選曲されるなど、その存在感はあらゆる音楽シーンにおいて日々いや増しつつあり、今後も決して目が離せない。

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