雨の時計のジャケット写真

歌詞

亡日

貝と蜃気楼

雨に流された

夜に流された

君をまた忘れていく

曇り空の街

夢の結末は

硝子の中に溶けて消えた

夕暮れどきの感傷は

きっと薄れはしないと思っていた

知らない名前を思い出している

いない 言いたい

交差点は渋滞で

いつか探しもしなくなっていた

知らない言葉を思い出している

いない 不意に痛むのに

雨に流された

夜に流された

君をまた忘れていく

曇り空の街

夢の結末は

硝子の中に溶けて消えた

今夜は月を透かして

もう夢も見ないのかもね

忘れたいと思うくらいには

なれたよ

遠く小さくなっていく

星のあいだで

かたちのない花を

握っていられたのに

雨に流された

夜に流された

君をまた忘れていく

曇り空の街

夢に見た青が

描けなくて苦しいんだよ

雨に流された

夜に流された

忘れたことだけ覚えている

甘い果実の匂い

夢に見た赤が

足りないまま明日が来るの

  • 作詞

    小宵

  • 作曲

    貝と蜃気楼

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アーティスト情報

  • 貝と蜃気楼

    耳を劈く轟音に物語性の高いリリックを乗せて鳴らすオルタナティヴ・ヘヴィ・ロックバンド。そのサウンドはスラッジコア、ブラックメタル、ハードコアパンク、シューゲイザー、USインディーなど様々な音が渾然一体となった唯一無二のものだ。メンバーは、小宵(Vo)、KYOTOU O-EⒶST SHIBUYⒶ(Gt)、ヨシキ(Gt)、MiNT(Ba)、634(Drs)の5人組。その内、小宵とKYOTOU O-EⒶST SHIBUYⒶの2名がVtuberという異色の構成だ。2022年4月に1st EP『人魚の骨』、同年10月に1st Album『七日目の街』をリリースし、また2022年5月にはおやすみホログラム主催のライブ「打奏驚蛇」に出演、同年12月にはレコ発ライブ「七日目のパレード」を主催するなど、ステージパフォーマンスにも力を入れており、破壊的な演奏が評価されている。最近ではASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文がホストのpodcast AVMTのVOL.36にて1st Album 所収「安息日」が週のプレイリストに選曲されるなど、その存在感はあらゆる音楽シーンにおいて日々いや増しつつあり、今後も決して目が離せない。

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