Lyric

商店街の入り口

懐かしい香りで足が止まった

昨日も通ったのに

オレンジ色の四角い弁当箱の蓋には

うさぎが笑う

君のはくまで　僕のはぞうさん

「いただきます」の声が響いてた

シスター

僕はいつも独り

上手く笑えず疑う僕を

あなたはいつも躊躇わずに微笑む

シスター

緑茂る裏庭のベンチで

また明日も二人で並ぶ

小さな背中と優しいベール

いつか有名になったら

「あなたの言葉のおかげ」なんて

「あの頃あたしも苦労したわよ」なんて

笑って語り会えたらなんて

そんな夢を今日も見る

シスター　きっと忘れているかな

シスター

僕はいつも独り

言葉交わさず見つめるあなた

ありがとうって本当は言いたかった

シスター

緑の茂る裏庭のベンチで

「あなたはきっと大丈夫」と

祈るように笑う横顔

シスター

思い出すってことは

もう一度会えるってこと

その日が来たら

三つ編みをしていくね

友達も出来たよ

大事な人達と笑えるようになったよ

ねえ、シスター

また聞いておくれよ

シスター