Landmark on the end of summer Front Cover

Lyric

Landmark on the end of summer

Sarasa Amamiya

部屋の中の輝度が落ちお互いの指の先が

理性越えて絡み合う午後

アイスのティーを飲みほした

「じゃあ、またね」と合鍵を置いた

コートを羽織った 夏を後にした

そういえば最近 読んだ小説だったかな

季節とともに去るの

尤もな言い訳で拐ったのはあなた

なのに飽きたら心内には触れないのね

抱き合うにはつらい昼は過ぎて

今は少し肌寒いくらいよ

西陽の差す間だけわたしの表情見ないでね

だってちっともきれいじゃない

ここでページを捲らずに目の前の幸福だけを

《人生》とできたらどれほど楽だろう

プロット通りならば明日にはもう忘れる

欲ばんだ肌の匂い

こんなにもわたしあなたがいてこそだと知らなかった

ヒロインを悲劇に落とさないでよ

角を折った しおりの代わりです

次の夏が来るまでに紐解いておくね

影が重なるまでこの物語は純愛だった

こんなにもわたしあなたがいてこそだと知らなかった

広い部屋だと思っていたの あなたどこにもいなかったの

尤もな言い回しを忘れたくない

なのにそこだけ空白が「」に潜む

角を折った しおりの代わりです

終る夏を繰り返し視るのです

抱き合うにはつらい夜は過ぎた

ラストはきっとそうだから 読まずにそっと

  • Lyricist

    Sarasa Amamiya

  • Composer

    Sarasa Amamiya

  • Producer

    Sarasa Amamiya

  • Recording Engineer

    Sarasa Amamiya

  • Mixing Engineer

    Sarasa Amamiya

  • Mastering Engineer

    Sarasa Amamiya

  • Graphic Design

    Sarasa Amamiya

  • Vocals

    Sarasa Amamiya

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    Landmark on the end of summer

    Sarasa Amamiya

また慎ましく夏が終る
そこのページの角が折れているからいつもこの先を知らずにいる
あの日のあなたの部屋はまるで人生という空間のランドマークみたいだ

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