Lyric

垂れ篭める空

霞む境界線

浮遊感ごと

言の葉を蹴り

刻の檻で

濡れる心

もどかしく風散る

華ビラ

椿の記憶に

足を取られ

朧に光る影写し

繚乱の百鬼夜行

ゆらゆらと揺るる

白南風のように

胸奥雑音が沁みる

竹の葉のように

答えは揺らめく

声も五月雨も褄取る

ただ彷徨う

風の合間に

霧との永遠に

霞みのざわめき

虚う心を抱きしめて

涙の代わりに鮮烈を

散りゆく華に

心を鳴らせ

もどかしさは

静寂にして

言葉なんて

霞み

月影に微笑み

我突き進め

解き放て

裏拍流奏(リズム)で

逃げる影法師

露が踊る朝の調和

奥底隠して

障子越し

軒先の雨音が

胸を打つ

崩れた余白

願いを詰めて

撃ち込み

誰かの模することじゃなく

我の声で

時を刻む

煌びやかで優雅なチラホラと

月も夜も過去も焦すように

煌めきなんていらないさ

燃え尽きるほど在世て(イキテ)

朧月の陽炎でも

鼓動ごと

響かせて

世間の仮面さえ

壁を砕け我を

解き放つ

煌びやかで優雅なチラホラと

矛盾も夢も引き連れて

二つの下の

その感情も

この旋律に乗せて

放て

朝焼けの

風が頬を撫でる

それだけで突き進む

想いが真実になる

我向かえ

越えろ