歌詞

さよなら一つを重ねる度

想い出一つが色めいて

春の背中を瞳に映して

別れに背を向けている

寂しさは瞼に焼き付くような

真っ赤な夕陽みたいだな

それを雨と例うには

あまりに綺麗で苦しいから

忘れられないんだ

僕らは大人になっていく

不甲斐なさもやるせなさも歌にして

藍染む街 桜は咲く

淡い記憶に名残るあの声に

「いつか」って手を伸ばした

幾つもの数瞬を束ねいて

もう触れないページを覗き込んでる

ざらついて朧気なのに

今でも確かに思い出す

すり減る靴底と比例して

心も考えも擦れていく

楽しいことばかりじゃない世界

手探りで生きている

僕らは転びながら立ち向かっている

真っ青なあの空見つめてる

振り返らず果てのない夢を追いかけて

空の彼方に最後の軌跡

無くしはしないよいつまでも

誰も知らない世界へ行こう

僕らは大人になっていく

不甲斐なさもやるせなさも歌にして

夜明けの街 桜は散る

淡い記憶も全部抱えてさ

「さよなら」って笑い合うんだ