歌詞

その腕のなかにいる今でも

夢のように覚めてしまいそうさ

大丈夫ずっと離さないと

君はそう言ってくれるけど

言葉では足りないな

いつかは忘れてしまうものでしょう

僕のこと想ってるなら

この身に消えない傷をその手で

いつもよりも少し痛くして

君のこと感じられるよう

首筋に触れた薬指

いっそへし折ってくれるかい

君が残した傷跡ならば

いつまでも愛せる気がするよ

もう少し僕のそばにいてよ

なに一つ話さなくていいから

本当はそれだけでいいのに

欲しがってしまう僕がやだよ

なにもかも知りたいの？

いつもの優しい顔で問いかける

僕の汚れた声を聞いても

その目は変わらず見つめていて

ドロドロに溶け出した僕を

君は飲み干してくれるかな

喉の奥のほうに張り付いてさ

その声いちばん近くで聴きたい

大切なものはいつだって

掴んだ瞬間に消えてった

いかれちまった僕のことを

いつか君は忘れてしまうかな

困ったような顔で笑ってさ

いつものように僕の頭を撫でて

例えば君が僕のこと

捨ててどこか消えてしまったら

大切な歌もこの声も

からしきって君を探すだろう

ひとりぼっちだった僕のこと

見つけてくれたのが君だった

いつもよりももっと痛くして

君と今を刻み付けるよう

いつか君が僕を忘れても

君を忘れることはないように

大切なことはいつまでも

この胸の中に残ってる