

大きな花が空に咲いた
今までで一番近いね
あの日話した いつかなら
もうなくなった
凹んだバケツを挟んで
公園の隅 二人しゃがんで
手持ち花火半分こして
煙の奥で笑っていた
「来年はさ」って話してて
十年先まで使い切った
根拠もないくせに僕は
何にでもなれる気がしていた
人波が止まる
君が顔を上げる
大きな花が空に咲いた
今までで一番近いね
あの日見ていた今日は
こんなものだったのかな
できることだけ増えたくせに
やりたかったことは減っていった
夜空を埋める光の下で
昔の僕から目を逸らしたんだ
有料席のチケット見せて
満員電車も避けられて
ビールもまだ冷たいまま
僕らは随分こなれたな
何を話していたんだっけ
言葉の代わりに一口飲んだ
昔は足りなかった時間
今日は少し持て余していた
横顔もみられないまま
「じゃあね」を花火が掻き消した
大きな花が空に咲いた
一瞬で消えてしまうのに
ふいに目を逸らしたら
しゃがんだ僕らそこにいた
最後の音が消える前に
ポケットの中 画面を開いた
大きな花が空に消えて
僕は特等席を立った
- 作詞者
LIGNOVA
- 作曲者
LIGNOVA
- プロデューサー
LIGNOVA
- ギター
LIGNOVA
- ベースギター
LIGNOVA

LIGNOVA の“最後の特等席 (feat. 重音テト)”を
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