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本作は、過剰な速度で消費される都市の喧騒を両断し、重圧という名の静かな気候のなかに自らの実存をそっと軟着陸させる「実存の忘却と静匿なる救済」をテーマにした、極上のシネマティック・トリップホップです。過剰に整形された現代ポップスの無菌室的なスタジオ加工や凡庸なメジャーコードの輝きを徹底的に焼き尽くし、70 BPMの極限まで減速された重厚な引き摺るドラッグ・グルーヴの律動と、感情の起伏を平熱の奥底に監禁した女性スモーキー・メゾソプラノの地を這うウィスパーボイスが融合。イントロの最初の数秒から、耳に残る不条理なパターン・インタラプトの乾いたレコードノイズと物憂げな単音ギターが同時に急襲し、脳内を強引に監禁します。温厚な低域ベース、不気味に蠢くテルミン調の質感、サビで大爆発する「I KNOW THIS WEIGHT」という単一の持続音フックの密度変化だけで胸を締め付けるダイナミズムを構築。最後は完全遮断の極致へ至ります。
Negi0723は、感情の揺らぎと都市の空気感を繊細にすくい取るミュージシャン。 エレクトロニックとポップ、オルタナティブの要素を横断しながら、 きらめきとノスタルジー、衝動と内省が共存するサウンドを描き出す。 印象的なメロディと映像的なリリックが特徴で、 一瞬の感情や夜の断片を切り取るような楽曲世界は、 リスナーそれぞれの記憶や物語と静かに共鳴していく。 ジャンルに縛られず、感覚を信じて音を紡ぐ。 Negi0723の音楽は、日常と非日常の境界線をやさしく溶かしていく。