

誰の目にも 映らないの
ここにいても いないみたい
「普通でいて」と 誰かが刺す
私のままじゃ 愛されない?
沈黙ばかり やさしさの皮
正しさだけで 塗り潰される
“好き”の色さえ にじんでいく
壊れたのは 私?世界?
この世界は きっと綺麗だよ
私を抜いて 完成した
でも 透明なまま 消えていけたら
せめて静かに 祈らせて
街灯の影に 置き去りの感情
拾わないまま 朝が来るだけ
眠らない街に 貼りついたノイズ
私の輪郭(かたち)だけ 映さない
クラゲ みたいに 傷を負い漂う
優しさって とても遠い
世界は なにも 問わないで
ただ 息をしてただけなのに
誰も見ない この瞳の奥
私を隠してる
指のすき間 すり抜ける日々
この痛みが 愛じゃなくても
叫びじゃなくても
届かなくても
白い息が 空をなぞった
まぶたの裏で 世界が終わる
遠く 遠く
それでもどこかで
見つけてほしいと
思ってしまう
静かに 沈んでゆく街で
泡のように 無音のまま
誰にも拾われず 浮いていたのは
“私のふりをしたもの”
もう戻れない 記憶にさえ
透けきれない 私は今日も
ここにいるよって 声にならず
ただ 祈ってる
♪
- 作詞者
supika.
- 作曲者
supika.
- プロデューサー
supika.
- キーボード
supika.
- ソングライター
supika.
- アダプター
supika.

supika. の“フツウ、じゃない。”を
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フツウ、じゃない。
supika.
「フツウ、じゃない。」
“普通でいなさい”と突きつけられるこの世界で、
自分の輪郭(かたち)を守ることは、ときに罪のように感じてしまう。
だけど、誰かの期待の形に沿って生きるたび、
わたしは少しずつ、わたしじゃなくなっていった。
この曲は、「見えない存在」のまま、それでも生きる誰かに届けたい祈り。
言葉にならない孤独、願い、感情を
そっと音に重ねました。
“透明なまま、でも確かにここにいる”存在。
この歌がそっと寄り添えたなら嬉しいです。
supika.
リアルと感情のゆらぎを、詩と音に落とし込む新世代アーティスト。
誰にも気づかれなかった感情、
ひとりで抱えて、誰にも言えなかった想い。
飲み込んだ言葉の先にある感情。
歌にして、この世界に音を灯していく。
誰かの心にそっと寄り添う音楽を届けていきたいです。
自身の想いと向き合いながら、
一つひとつの楽曲に真摯に向き合います。
※本作品の一部制作工程において、AIツールを補助的に活用しています。
アーティスト情報
supika.
心の奥で微かに揺れる感情を音にして。 Z世代の孤独や希望、言葉にならない想いを、 lo-fi×オルタナティブな音と詩で 誰かの胸に、そっと灯る星のような音楽を届けていきます。 supika.music25@gmail.com kanami yamaguchi
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