透澄オプスキュリテのジャケット写真

歌詞

ビスクの心臓

BΣretta Crossrain

恋い慕い胸に抱けど

陶器の肌は 触れて冷たいでしょう

強張る関節 自分では動かせず

貴方無しでは立てもしない

大鋸屑で出来ている

この肢体に

豪奢なドレス纏わせれば

貴方のイドラ 成れますか

貴方の網膜映る

お誂の理想 私は像を結ばない

赤い熱に割れた唇 溢す吐息

不浄に濡れた風のように

脆い命を 少しずつ腐らせて

どれだけ強く想い焦がれていても

硝子の瞳は 揺らがない

縦巻にされた私の髪

貴方好みに結われれば

貴方の相手 成れますか

鼓動一つ打たない ビスクの心臓

絶えず溢れ出すアガペー

赤く温い肌 皺刻む貴方に

永遠は存在しない

刹那の時をせめて貴方の側で

私は貴方にとって一つの玩具でしかなくても

貴方は私の世界

貴方の小匙一杯の愛のため

私は今日もここに在る

青く冷たい肌 硬直したその手は

もう私を撫でられない

止まるビスクの心臓

『持ち主を亡くしたその人形は変わらず微笑んでいた』

  • 作詞

    BΣretta Crossrain

  • 作曲

    BΣretta Crossrain, 塚越雄一朗

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