Lyric

真っ暗な部屋の真ん中

鼓動がひとつ

窓の外に映るものは

何もない

明かりの無い部屋の片隅

孤独が響く

君の声が聴こえる

誰も居ない場所

確かじゃない輪郭を

なぞりながら

確かめながら

青い星追いかけたその先

視えるのは

触れることの無い光

咲いて泣いた音

真っ暗な道の途中

呼吸は黒く

照らす道具さえ失くした

進んだ闇の中をそれでも伸ばす手で

動かないこの足を切り落としてくれ

青い星見つめたその両目に

住む君は

固い血で塗れた手で

咲いて泣いた音を

壊して

どこを探しても

見つからない君の

叫び声を

掴めない僕が居て

誰に理解るだろう

真っ暗な部屋の真ん中

鼓動がふたつ

終わりはじめた心臓

行先は無い

誰も知らない