icyのジャケット写真

歌詞

Past Moon

サトミオル

暗闇はいつもの街へ

気が付けば重なって消えた

開いた日々の隙間で

月を見上げた

目の前の明日を横目に

君はずっと君のままがいい

湿気った交差点前

仄暗いネオンライト

風が急いだ

揺れる黒い髪を

ただ黙って見ていた

ぼんやりと眺める映画のように

君といた今日も

そっと 僕らを覆った

繋いだ手さえ 不確かなように

今夜ずっと何も言わないで

霞んでいく日々を

歩いていく

棚引く足取り 隠される次第に

淡い欠片を放り

(ナミダガオチタ)

曖昧なほどに 愛はまだ此処に

変わらない僕だけが

立ち尽くしてる

無気力な雨で薄れていく匂い

灰色のビルで寛ぐ光

澄み渡れば次は何を見ている

どうかこのまま去って

月明かりの下 蜃気楼は揺れた

もう一度 あの頃の二人で

君といた今日も

そっと 僕らを包んだ

触れ合ったって 叶わないのに

今夜スッと散った花弁

戻れない日々に

何度も思い出す度 遠ざかって

悲しみさえ 忘れていくだろう

そんな僕は交差点前で

振り返って消えた

君の気配

またひとつ

  • 作詞者

    サトミオル

  • 作曲者

    サトミオル

  • 共同プロデューサー

    サトミオル, STEAL (須藤 真)

  • レコーディングエンジニア

    STEAL (須藤 真)

  • ミキシングエンジニア

    STEAL (須藤 真)

  • マスタリングエンジニア

    STEAL (須藤 真)

  • ギター

    佐竹洸紀

  • ベースギター

    佐々木裕

  • ボーカル

    サトミオル

  • アダプター

    STEAL (須藤 真)

icyのジャケット写真

サトミオル の“Past Moon”を

音楽配信サービスで聴く

ストリーミング / ダウンロード

自身初のEPとなる「icy」は、これまでに積み重ねてきた断片的な旋律や言葉を紡ぎ合わせ、ひとつの物語へと昇華させた作品。冷たく研ぎ澄まされたサウンドに繊細でエモーショナルでありながら、時に鋭く切り込むような歌詞を内包したその情景は、リスナーに深い余韻と静かな光を残し、新たな感覚を呼び覚ます。本作はサトミオルにとってのプロローグであり、その後の表現を深化させる確かな起点となっている。

"