

例えば声が風だとしたら
移ろう言葉も旅する
鉛のような涙だったら
零れた祈りは重なり合って
沈んでゆく
この部屋には 答えがない
この部屋には 続きがない
何もない 何もない
僕はこうして
最後の 最後に 残る形
粉々にした未来
意味をなくして知りたい
例えば声が花束なら
別れの言葉も色付く
そのまま今日がすり抜けたら
冷たい手を引いて ただ導いて
震えてる声があなただったら
汚れた言葉も愛せる
鉛のような涙をまた
抱えたその目に浮かぶ世界
沈んでゆけ
- 作詞者
サトミオル
- 作曲者
サトミオル
- 共同プロデューサー
サトミオル, STEAL (須藤 真)
- レコーディングエンジニア
STEAL (須藤 真)
- ミキシングエンジニア
STEAL (須藤 真)
- マスタリングエンジニア
STEAL (須藤 真)
- ボーカル
サトミオル
- アダプター
STEAL (須藤 真)

サトミオル の“アイシー”を
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自身初のEPとなる「icy」は、これまでに積み重ねてきた断片的な旋律や言葉を紡ぎ合わせ、ひとつの物語へと昇華させた作品。冷たく研ぎ澄まされたサウンドに繊細でエモーショナルでありながら、時に鋭く切り込むような歌詞を内包したその情景は、リスナーに深い余韻と静かな光を残し、新たな感覚を呼び覚ます。本作はサトミオルにとってのプロローグであり、その後の表現を深化させる確かな起点となっている。
アーティスト情報
サトミオル
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