ぬらりひょんのジャケット写真

歌詞

ぬらりひょん

Liminal Reverie

ぬらっと 現れ

ひょんと 消える

ぬらっと 現れ

ひょんと 消える

呼んだ 覚えは

ありゃしねぇ

なのに 上座に

もう一人

知らぬ 顔して

知った 顔

主の 顔した

客が いる

主が 客やら

客が 主やら

誰も 知らねぇ

知らねぇな

ぬらっと 現れ

ひょんと 消える

暮れ六つ 過ぎの

店仕舞い

算盤 しまって

暖簾を 入れる

戸締まり 済ませて

一息 つけば

奥から 聞こえる

ことりと 音

障子の 向こうに

見知らぬ 影

いつから そこに

座ってた

上等 羽織に

涼しい 顔

我が物顔して

茶を すする

主人が ぺこり

番頭 ぺこり

小僧も つられて

ぺこり ぺこり

誰が 通した

いつの間に

戸口の 錠は

掛けた はず

名も 聞かぬまま

茶を 足して

出すはずの ない

菓子を 出す

知らねぇ 客ほど

偉く 見える

なんとも 妙な

世の中よ

一人 二人と

頭を 下げりゃ

三人 四人と

また 下げる

誰が 偉いか

知らねぇが

気づけば こちらが

よそ者さ

ぬらっと 現れ

ひょんと 消える

ぬらっと 現れ

ひょんと 消える

呼んだ 覚えは

ありゃしねぇ

なのに 上座に

もう一人

知らぬ 顔して

知った 顔

主の 顔した

客が いる

主が 客やら

客が 主やら

誰も 知らねぇ

知らねぇな

ぬらっと 現れ

ひょんと 消える

偉いか どうかも

わからねぇ

けれど 偉そうに

見えてくる

名乗りも せずに

上座を 取り

一言も なく

座を 仕切る

茶を 注ぐ手が

止まらねぇ

下げた 頭が

上がらねぇ

誰かが 偉いと

言い出せば

みんな 揃って

偉いと 言う

ぺこり ぺこりと

頭を 下げて

ひらり ひらりと

立場が 変わる

家の 主は

端に 座り

見知らぬ 客が

真ん中に

怒鳴りも せずに

脅しも せずに

ただ 茶を 一杯

飲んでいる

何にも せずに

天下を 取るたぁ

こいつぁ まったく

恐れ入る

ぺこり ぺこり

また ぺこり

ゆらり ゆらり

灯が 揺れる

誰が 客やら

誰が 主やら

ぺこり ぺこり

また ぺこり

するり するりと

夜が 更ける

誰も 知らねぇ

誰も 知らねぇ

……あれ

もう いねぇ

ぬらっと 現れ

ひょんと 消える

ぬらっと 現れ

ひょんと 消える

呼んだ 覚えは

ありゃしねぇ

なのに 上座に

もう一人

知らぬ 顔して

知った 顔

主の 顔した

客が いる

主が 客やら

客が 主やら

誰も 知らねぇ

知らねぇな

ぬらっと 現れ

ひょんと 消える

明け六つの 鐘

鳴る頃に

座敷の 客は

影も なし

残った 湯呑み

ひとつきり

誰も 名前を

知らぬまま

それでも 今宵も

上座には

座布団 ひとつが

敷いてある

ぬらっと 現れ

……ひょんと 消える

  • 作詞者

    Liminal Reverie

  • 作曲者

    Liminal Reverie, shintaro

  • プロデューサー

    shintaro

  • 共同プロデューサー

    Liminal Reverie

  • プログラミング

    Liminal Reverie

ぬらりひょんのジャケット写真

Liminal Reverie の“ぬらりひょん”を

音楽配信サービスで聴く

ストリーミング / ダウンロード

  • ⚫︎

    ぬらりひょん

    Liminal Reverie

**『ぬらりひょん』**

ぬらっと現れ、ひょんと消える。

誰が招いたわけでもない。
気づけば上座に腰を下ろし、何食わぬ顔で茶をすする奇妙な老人。

名も知らず、素性も知らず。
それなのに、誰もが頭を下げてしまう。

主が客やら、客が主やら。
偉いお方と決めたのは、いったい誰だったのか。

江戸の妖怪「ぬらりひょん」を題材に、怪しげな三味線と跳ねるBoom Bapで描く、不気味でどこか滑稽な妖怪HIPHOP。

何も語らず、何も命じず。
今宵も誰かの座敷で、ひょんと消える。

アーティスト情報

"