

纏まらない渦を浮かべて
狙いを定め
指鉄砲で撃ってみる
しんなりしたそよ風が吹いて
あっけなく消えていった
何かを守っていると思っていた
幻想はいつしか現実になって
陰りから現れた声が
ツクリモノだとは思わなかった
掘り起こされた起源に
取り残された記憶が苛まれ
不信な唇が今も震えている
細くなった神経の束を
抑え込んで
圧迫された呼吸が薄くなる
たどたどしく紡ぐ
指先の糸に引かれて
勝手に明日を掴んだまま
離したくても
どうにもならない
しおらしく沈んだ視線の角
最低限の歩幅
歩いていたのは影だった
湧き上がった蒸気が踊って
そっけなく去っていった
何かが起こると思っていた
辱められた口角の裏側に
何気ない種が発芽して
ツクリモノだとは思わなかった
冤罪を負わされた昼間に
蔑まれた石が積み込まれ
不穏な部屋が今も泣いている
締め付けられた両手の跡
撫でながら
熱が弾けた瞳の奥を
慌しく覆う
見つけられない糸の先
解けたまま星になって
届きたくても
どうしようもない
いつかいつか
言葉は仮面を捨てて
素顔を見せようと
躍り出た
そう思ったのは
束の間だった
そう思ったのは
ほとんど
嘘だったかもしれない
虚空に気取られた惨状が
憂いを嘆いて雨に祈り
不憫な砂山が脆く崩れている
切り付けられた通りすがり
手の内に
絡まった糸を手繰り寄せ
赤く染まっていくのを
何も言えず
ただ、眺めていた
- 作詞者
福 水琴 - Fuku Mikoto -
- 作曲者
福 水琴 - Fuku Mikoto -
- プロデューサー
福 水琴 - Fuku Mikoto -
- その他の楽器
福 水琴 - Fuku Mikoto -

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笑い話
福 水琴 - Fuku Mikoto -
「笑い話」
Experimental Ambient J-Pop/スタッカート金属音と低域フォグ構造
アーティスト情報
福 水琴 - Fuku Mikoto -
音が立ち上がり、碁石のように花開く。
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