僕らの先にはハッピーエンドもバンドエンドすらなくて
日差しを掻き分けていた
朝の東京10時
別に今日も明日も未来も何にもないのだろう
これでいい、これが続けばいい
私はそう言って、すっと息を殺している
昔のピアスを捨てた
似合わなくなったからね
それなりの大人になってることにも気づいたし
戻れないくらいまでの距離に
置いてきたけど、なぜか息に殺されかけているんだ
幸福論者が本当にいるのであれば
これから言うことに気づいた
私の話を聞いてよ
曖昧すぎるし
確かめてもないけれど
気づいたことがあるよ
私の先にはハッピーエンドもバンドエンドすらなくて
待ち受けた先は誰もが知らない
「当たり前のこと」
それに気付いて息を呑み少し不敵に笑ったら
好きな服で外でも歩こうか
空っぽのカメラのSD
焦燥から埋める、埋める
作り上げて、重ね合わせて
素通りされ、また作り上げて
いつか僕が常識をも越す日まで
その日が来るまでは
枯れた声で今と息を呑むよ
それくらいに思った
それくらいに呪ったんだ
何も変わらない、変えられない今を
これまでの全ての怠惰も
精算するに足りるはずだよ
足りないことなんてありえないはずなんだけど
それでも僕にはハッピーエンドもバッドエンドすらなくて
辿り着いたのはなんてこともない分かりきったこと
あなたにそれを伝えたいからいまここに来たんだ
間違いないはずだよ、間違いなくそうだから
置いてきたものを取りに帰るまで待ってるから安心して
それまで怠惰で埋まった予定を捨てておくからさ
何も難しくなんてなかった笑えてくるよな
過去なんて本当はなくて
未来なんてまやかしで
今がただ続いていただけだった
僕らの先にはハッピーエンドもバッドエンドすらなくて
僕らの先にはハッピーエンドもバッドエンドすらなくて
そんな僕らの先にはハッピーエンドもバットエンドすらなくて
泣きそうな今も笑ってる今もそれが続くだけ
その瞬間すらこの時間のもう残り香でしかない
目の前の事だけを信じるのって怖いんだけど
それでも僕らは新しい今をなんとか今日も作ってる
誰かに言われたわけでもないのに作り続けてる
その積み重ねの行為だけでもう十分なはずさ
後のことなんて知らない
今だけを見てようぜ
それだけで僕らは赦されるんだ
それだけで僕らのままいれるんだ
ピアスを取りに帰ろうよ
写真撮りにいこうよ
僕らは振り返ることも背伸びも許された
終わりも始まりも本当はないのであれば
ずっと楽に生きていけるはずさ
- Lyricist
SHINYA MATSUMOTO
- Composer
SHINYA MATSUMOTO
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Zutto Imaga Tsuduiteitadakedatta
SHINYA MATSUMOTO
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Artist Profile
SHINYA MATSUMOTO
刹那的、子供的、猟奇的なシンガーソングライター兼映像作家。 2018年より地元・長崎県にて「シンヤ・マツモト」としてDTMを使った制作活動開始。 同年、MV撮影の制作を開始し9月に「アリーとライオン」を始めてYoutubeにてMVとして公開。 現在に至るまで作詞・作曲・編曲だけではなくMVの脚本、監督、編集、キャスティング等すべて自身で行いながら現在までコンスタントに作品を発表している。
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