Lyric

冷たい風が吹き抜ける街角で

足元に転がるささいなこうけい

眩しさ求めて空を見上げても

遠くの星がただ揺れているだけ

静けさの中に響く鼓動が

小さな幸せを刻んでいく

焦る心をそっと包み込むように

月が笑っている

月影に浮かぶ淡い景色の中

何もないと思ってたこの瞬間が

心を照らして道を教えてくれる

見落としていた幸せの形

声なき声に耳を澄ませるたび

見慣れた景色が少しずつ変わる

煌めく夢ばかり追いかける日々

足元の温もり忘れていないか

冷えた手のひらで触れた温もり

それが明日をつなぐともしび

流れる時の中で立ち止まれば

月が道を示す

月影が映す穏やかな影たち

何気ない日々が描くものがたり

派手さはなくても深く染み渡る

当たり前が秘めた奇跡の色

どれだけ遠くを目指して歩いても

本当の答えはすぐそばにあった

迷いも嘆きも抱えたその先で

月がそっと問いかける

月影に包まれた静かなよるには

心の奥で眠る願いが目を覚ます

煌めく夢を抱きしめたその手で

足元の幸せも掴んでいこう

月影が照らした淡い景色の中

今日も未来へと続く道が見える