スポットライトの子供のジャケット写真

歌詞

スポットライトの子供

崖のぼるとキケン

八歳の僕は

大人よりうまく笑えた

台本どおりの

涙もできた

スタジオのひとは

みんなほめてくれたけど

ほめられたのは

ぼくじゃなくて"役"だった

キラキラした拍手のなか

ほんとうの名前は消えていく

いつまでたっても

「あの子役だよね」

そう呼ばれるたび

ぼくは遠くなる

あの日のテレビの中だけが

ずっと若いままで

大人になった僕のこと

誰も知らない

ヒットしたCMの

台詞はいまも言わされる

皺の増えた顔で

同じポーズをする

成功なんてものは

思ったよりも冷たくて

山のてっぺんには

だれも住んでなかった

帰る場所を探しても

もうセットは壊されていた

いつまでたっても

「あの子役だよね」

そのひとことで

今日も閉じ込められる

みんなが好きだったあの子は

どこかにいるけれど

たぶんそれは僕じゃない

もう思い出せない

社長の役

父親の役

いい人の役

強い人の役

誰かが望む顔ばかり

着替えて生きてきた

ねえ

幕が降りたあと

残るのは誰なんだろう

いつまでたっても

役名だけが歩いてく

拍手の残響が

耳を離れない

子供のころの僕にだけ

負け続けながら

それでも今日を生きていく

ライトが消えて

客が帰って

静かになったステージで

はじめて

僕の声で歌うんだ

名前のない歌を

はじめて

僕の声で歌うんだ

名前のない歌を

  • 作詞者

    崖のぼるとキケン

  • 作曲者

    崖のぼるとキケン

  • プロデューサー

    崖のぼるとキケン

  • プログラミング

    崖のぼるとキケン

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    スポットライトの子供

    崖のぼるとキケン

『スポットライトの子供』

八歳の頃、
僕は大人より上手に笑えた。
拍手を浴び、
名前を呼ばれ、
たくさんの人に愛された。
だけど、
ほめられていたのは
本当の僕ではなく、
"役"だったのかもしれない。

この曲は元子役の物語でありながら、
・昔の成功体験に縛られている人
・周囲の期待に応え続けている人
・親、上司、部下、恋人として役割を演じている人
・本当の自分が分からなくなった人
そんな全ての人へ向けて書いた歌です。

ライトが消えたあと、
ステージに残るのは誰なのか。
そして、
その人は自分の声で歌えているのか。
最後まで聴いていただけたら嬉しいです。

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Music & Lyrics & Movie:崖のぼるとキケン
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アーティスト情報

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