水墨の桜

散りゆく桜は、ただの別れではなく、次の物語への静かな幕開け。
「桜送り」は、MOJIが紡ぐ和の旋律と重厚なアレンジによって、「儚さの美」と「前に進む力」を同時に響かせるアルバムです。

清らかな箏や笛の音色に寄り添うオーケストラは、春の淡い光景を映しながら、やがて心に深い余韻を刻んでゆく。聴き手は花びらの舞いを追いかけながら、過去と未来を行き来するような感覚を味わえるでしょう。

和の情緒に現代的なダイナミズムを重ね、映画の一場面のように展開する音世界。
それは単なる季節の描写を超え、「人生の節目に寄り添う音楽」として、聴く人の心にそっと寄り添います。