歌詞

一歩踏み出してちょっと躓いちゃって

誰も見てないのにすました顔して

なんか幸先悪いって口とがらせ

誰も見てないからいろんな顔して

あーあ　しんどいなあ

そういえばここのところ声も聞いてない

最後に笑い合ったのはいつだろう

朝日はのぼる　星は流れる　地下鉄はいつも定刻

足りないものに気づいているのにスルー

僕らは変わらないのに　顔を見ない日々に慣れすぎ

そばにあるのは少しの安心と孤独

隙間から感じた風の匂いは春だった

きっと元気にしてるってそう言い聞かせ

誰にも言えずにひっそり息をして

だってこんな自分だってなんとかなってるって

誰にも聞けずに月日だけ流れ

あーあ　会えたらなあ

「いつだって繋がってる」口ばかりだね

遠ざかったことに気づかないふりして

てのひらに収まる世界を　何度も何度も覗き込む

いま何してる？この街にいるはずの君は

指の先で探しても　情報にはさわれない

そこにあるのは知りたくもない光と影

カバンの奥底にしまって　それからそっと泣いた

朝日はのぼる　星は流れる　地下鉄はいつも定刻

足りないものに気づいているのにスルー

僕らは変わらないのに　顔を見ない日々に慣れすぎ

そばにあるのは少しの安心と孤独

世界との間に一枚隔て

隙間から感じた風の匂いは春だった